2019年6月17日(月)

社会保障支え手増、首相「骨太方針に反映」 人生100年時代へ自民提言

政治
2019/5/21 19:30
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自民党の人生100年時代戦略本部の岸田文雄本部長、小泉進次郎事務局長らは21日、社会保障改革の提言を首相官邸で安倍晋三首相に提出した。首相は高齢者や女性の就労を促して社会保障の支え手を増やす改革に関し「支え手と支えられ手のリバランスは大変重要だ」と述べた。政府が6月に決める経済財政運営の基本方針(骨太の方針)に「しっかり反映する」と語った。

岸田氏が会談後、記者団に明らかにした。

提言は「給付抑制(第1の道)や負担拡大(第2の道)に加えて、社会保障改革の『第3の道』を進める」とした。社会保険料を負担する勤労者ら社会保障の支え手を増やし、一方で医療や介護サービスを受ける支えられる側を減らす改革だ。首相は「労働環境が極めてタイトで、環境としてはやりやすい」との認識を示した。

今回の提言では正規・非正規に関係なく多様な就労を促すため、企業で働く全ての人が社会保険に入る「勤労者皆社会保険」も提唱した。できるだけ長く働くことを支える「人生100年型年金」を打ち出し、一定の収入を超えて働くと年金額が減る制度の廃止などを提起した。岸田氏は首相との会談で「就労を阻害するあらゆる壁を撤廃し、働いても損しない制度をつくる」と述べた。

提言は新卒一括採用の見直しや「将来的な定年制の廃止の是非も検討すべきだ」とした。小泉氏は会談後、記者団に「経済社会構造の全体を変えていく」と訴えた。経団連の中西宏明会長やトヨタ自動車の豊田章男社長が終身雇用の維持が困難との認識を示したことに触れ「世の中が人生100年時代の基盤を作るために大きな歯車を回そうと動き始めた」と語った。

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