2019年6月26日(水)

11選挙区で統一候補 野党が合意 全1人区で一本化めざす

政治
2019/5/21 19:30
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野党5党派は21日、夏の参院選で32ある改選1人区のうち、山形や新潟など新たに9選挙区で候補者の一本化に合意した。すでに決定済みの愛媛や熊本と合わせ計11選挙区で統一候補が固まった。福井は共産党公認で折り合った。月内にも党首会談を開き、残りの21選挙区でも一本化をめざす。

立憲民主、国民民主、共産、社民各党と衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」の幹事長・書記局長が21日、国会内で会談した。1人区のうち山形、福島、栃木、群馬、新潟、福井、三重、和歌山、沖縄の各選挙区で新たに新人候補への一本化を申し合わせた。

栃木、群馬は立民公認、福井は共産党公認の候補でまとまった。ほかは無所属で立候補を予定し、そのうち三重は岡田克也氏らの地域政党「三重民主連合」が擁立した候補となる。共産党の小池晃書記局長は山形や福島、和歌山などの党公認候補について「これから立候補を取り下げる作業に入る」と表明した。

立民の福山哲郎幹事長は記者団に「8合目まできた」と語った。残り21の1人区についても立民と国民民主の間ではほぼ一本化にめどが付いている。共産党が擁立した候補者との調整が焦点になる。鹿児島では国民民主、社民両党が競合している。

野党が1人区で競合を避けるのは、与野党で1議席を争う選挙で政権批判票が割れると、与党を利するためだ。13年の参院選は野党が候補乱立で票を食い合い、31のうち2勝29敗と惨敗した。16年の参院選は当時の野党4党が候補を一本化し、11勝21敗まで持ち直した。

参院改選議員の任期満了が7月28日に迫り、複数区でも共倒れの可能性がある選挙区ですみ分けに動き始めた。国民民主党は8日の総務会で2人区の京都で新人の公認取り消しを決めた。立民の候補を支援する。一方の立民は国民民主の現職が立候補する2人区の広島で擁立を見送った。

夏の参院選に合わせた衆参同日選の観測が出ており、立民の枝野幸男代表は野党各党に衆院小選挙区でも候補一本化を呼びかけてきた。各党党首は次期衆院選でも協力する考えを伝えている。

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