2019年6月17日(月)

共和議員で初、トランプ氏弾劾論 政権は火消しに躍起

トランプ政権
北米
2019/5/21 6:01
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【ワシントン=永沢毅】ロシア疑惑の捜査を巡り、米共和党の連邦議会議員から初めてトランプ大統領の弾劾を求める声が浮上した。今のところ党内に同調者は現れていないが、野党の民主党を利しかねないとして政権側は火消しに躍起になっている。

トランプ大統領の弾劾論を訴えた共和党のアマーシュ下院議員(写真はロイター)

弾劾論を唱えたのはアマーシュ下院議員(ミシガン州3区選出)で、捜査を妨害した疑惑について18日に「トランプ氏は弾劾されるべき行為に及んでいた」とツイッターに投稿した。捜査を担当したモラー特別検察官の報告書を熟読し「司法妨害とするに足るいくつもの事例が記載されており、大統領でなければ訴追は疑いがない」と訴えた。20日にもツイッターで再び弾劾論を展開した。

身内からの批判の声に共和党全国委員会は声明で「ロシア疑惑にこだわっているのは、トランプ氏の敵だけだ。アマーシュ氏の選挙区の有権者は大統領を強く支持している」と批判した。トランプ氏も19日にアマーシュ氏を「敵の手に落ちた負け犬」と一蹴した。

民主内にあるトランプ氏の弾劾論を巡り、ペロシ下院議長は慎重な姿勢を示している。ただ、もし共和からの賛成が得られれば弾劾の可能性を排除していない。トランプ政権が警戒を強めるのはこうした理由がある。

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