扉位置・暗証番号を誤送信 テロ対策強化の福岡空港
福岡空港(福岡市)の旅客ターミナルビルと滑走路を運営する福岡国際空港会社は20日、ビル内のバックヤードに通じる扉の位置と、オートロックの暗証番号が記載された文書を九州内の約20の報道機関に誤送信した。本来の送信先はビルに入る企業や店舗で、同社は「ファクスの一斉送信ボタンを誤って押したようだ」としている。
文書は計3枚で、6月に福岡市で開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を前にテロ対策強化を呼び掛けていた。担当者は「情報管理が徹底できていなかった。再発防止に努めたい」とし、暗証番号は変更するとした。〔共同〕