2019年6月25日(火)

スマホの小米が黒字転換 1~3月期、高級シフト奏功

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アジアBiz
2019/5/20 21:46
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【北京=多部田俊輔】スマートフォン(スマホ)世界4位の小米(シャオミ)が20日発表した1~3月期決算は、最終損益が31億元(約500億円)の黒字だった。前年同期の70億元の赤字から黒字に転換した。世界市場の縮小を受け、スマホの世界販売台数は2%減の2790万台だったが、高級シフトで販売単価が中国で30%、海外で12%それぞれ上昇し、売上高は27%増えた。

小米の北京市内の店舗(5月20日)

小米の北京市内の店舗(5月20日)

華為技術(ファーウェイ)のスマホが米グーグルの基本ソフト(OS)の更新などができなくなる可能性が浮上していることに関連し、周受資・最高財務責任者(CFO)は同日の電話会見で、「この問題を重視しているが、現時点で(小米のスマホ販売に)直接の影響はない」と説明した。

トランプ米政権がファーウェイを標的にしたことで小米に追い風が吹くとの見方が浮上しているが、周CFOは「我々は海外事業を重視しており、良い成績を収めている。今後も(インドなど)重点市場で足場を固める」と述べるにとどめた。

売上高は27%増の437億元だった。スマホは高級機種の販売比率が増え、16%増の270億元だった。スマホと連携して使う薄型テレビやスマートブレスレット、空気清浄機などの「IoT・生活家電」は56%増の120億元と好調で収益の伸びを支えた。

ネット経由で動画などを楽しめるネットサービスの月間利用者数も1年前の190万人から3月に260万人に増え、売上高も32%増の43億元と伸びた。AI(人工知能)スピーカーの出荷台数も累計で1千万台を超え、国内シェアは2位だったという。

海外事業の売上高は35%増の168億元。インド市場が好調でスマホの出荷台数シェアの1位を持続しており、スマホを中心にIoT・生活家電などを扱う販売店も79店まで増やした。海外全体でも1年前の2倍近くの480店まで店舗網を広げた。

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