2019年6月24日(月)

門真4人殺傷、二審も懲役30年 大阪高裁

2019/5/20 19:55
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大阪府門真市で2016年、自営業の川上幸伸さん(当時43)ら家族4人が殺傷された事件で、殺人や殺人未遂などの罪に問われた無職、小林裕真被告(26)の控訴審判決が20日、大阪高裁であった。村山浩昭裁判長は死刑求刑に対し、懲役30年とした一審・大阪地裁の裁判員裁判の判断を支持。量刑が軽すぎると主張した検察側と、無罪を訴えるなどした弁護側双方の控訴を棄却した。

一審に続き被告に責任能力があるかどうかが最大の争点となった。

判決理由で村山裁判長は、被告に強い殺意があったと認める一方で「犯行当時は妄想の影響下で行動をコントロールする力を欠いていた」などと指摘。被告が事件の2カ月前から侵入方法をインターネットで検索したり、短刀を購入したりしていたことから「行動は計画的で、完全責任能力はあった」とする検察側の主張を退けた。

弁護側は、被告は妄想型の統合失調症による心神喪失状態だったとして無罪を訴えた。控訴審では心神喪失状態と認められなくても量刑は重すぎると主張したが、村山裁判長は「(犯行に対する)自発的な意思が認められ、妄想に完全に支配されていたとは認められない」として心神耗弱状態だったと認め、有期刑の上限である懲役30年が相当だと結論づけた。

判決によると、小林被告は16年10月19日未明、面識のない川上さん宅に侵入し、2階で就寝中の川上さんを30回にわたり短刀で刺して殺害したほか、当時10代だった子供3人に重軽傷を負わせた。

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