大手損保3グループ、2社増益 海外が持ち直し

2019/5/20 20:00
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大手損害保険3グループが20日発表した2019年3月期の連結純利益は、MS&ADインシュアランスグループホールディングス(HD)とSOMPOHDが2期ぶり増益となった。大型災害が業績を下押ししたが、災害に備えた再保険や積立金の取り崩しで補った。海外の災害が多かった前の期の反動で、3グループ合計の純利益は6139億円と前の期比6%増えた。

純利益はMS&ADインシュアランスグループHDが前の期比25%増の1927億円、SOMPOHDは5%増の1466億円だった。米国のハリケーンの保険金負担が減ったことなどが寄与。MS&ADは海外子会社の損益が黒字転換した。

一方、東京海上ホールディングスの純利益は3%減の2745億円だった。収入保険料は過去最高だったが、米法人減税の効果が弱まり、12年3月期以来7年ぶりの減益となった。

日本損害保険協会が同日発表した自然災害での保険金支払額は18年度に1兆5000億円にのぼり、過去最高となった。SOMPOとMS&ADはそれぞれ数百億円を積立金として追加で積み増し、費用負担が増えた。

20年3月期の純利益は東京海上HDが前期比18%増の3250億円を見込む。災害で利益が下押しされた前期から回復する。MS&ADは4%増の2000億円、SOMPOは海外事業の保険料を引き上げることで収益性を改善し、15%増の1680億円を見込む。

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