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心の準備で気持ちよく、スタートから飛ばそう(上)
米LPGAティーチングプロ ヨッシー小山

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2019/5/27 6:30
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 米女子プロゴルフ協会(LPGA)・A級ティーチングプロであるヨッシー小山こと小山佳恵プロ。米国でのティーチング経験を生かして、2015年世界ジュニア日本代表に帯同するなど、日本に戻ってきてからもプロを目指すジュニアを中心に指導を行っている。今回は「ドライバーショット」について、明日のラウンドでも役立つ実践的なメンタルアドバイスをいただいた。(日本経済新聞出版社「書斎のゴルフ VOL.42」から)

米LPGAティーチングプロのヨッシー小山さん

米LPGAティーチングプロのヨッシー小山さん

――今日はドライバーショットにおけるメンタル面の対処の仕方について教えていただきたいと思います。私はあがり性で自分の順番が回ってきて、いざボールを打とうとアドレスに入ると、途端に緊張や不安が襲ってきて体が硬直して気持ち良く振れません。特にスタートホールではそうです。

ヨッシー それは、程度の差はあると思いますが、皆さん同じだと思います。プロでもスタートホールのティーイングエリアでは緊張するのですから、アマチュアが緊張するのは当たり前です。では、なぜ緊張したり不安に思ったりするのでしょうか。

──やはり、失敗したくないからでしょうか。特にティーショットは同伴者の視線を感じて余計に緊張します。失敗したら恥ずかしいと思っているうちに、どんどんネガティブになっていって、過去の失敗の記憶がよみがえります。

ヨッシー わかります。日本人は「人の視線」を気にする方が多いですし、「恥」をかきたくないと思うのが普通です。緊張したり不安に思ったりするのはあなただけではありません。誰もがそうなのです。では、トップアマやプロは実際に試合のときにメンタル面でどのように対処していると思いますか?

──普段からメンタルトレーニングをして「心のコントロール」ができるようになっているのでしょうか。また、たくさんの修羅場をくぐって「動じない心」を身につけているのだと思います。

ヨッシー もちろん、そういった努力はプロなら誰でもしています。何万人もが注視している中で、しかも賞金がかかった1打のプレッシャーは想像をはるかに超えるものです。でも、皆さんもそこまでではないと思いますが、仕事のシーンで様々なプレッシャーと戦っていてそれにうまく対処していらっしゃる。例えば営業先にプレゼンを行うときとかは緊張しますよね。

「心」「技」「体」の事前準備を万全に

──そうですね。先ほど言いました通り、私は緊張するタイプなので、営業先でのここ一番のプレゼンのときには入念に準備をして臨みます。また慌てないように様々なケースを想定して、どのように対応するか事前に決めておきます。

ヨッシー 素晴らしい。それと同じことをラウンドするときに行えばいいのです。

──すみません。それと同じことを行うと言いますと。

ヨッシー 同じようにゴルフにおいても事前準備を万全に行ってほしいのです。逆に言うと、事前の準備ができていないから不安に思い、緊張するのです。ラウンド前にどのような準備を行っていますか?

──少なくとも1時間前にはコースに着いて、練習場で入念にストレッチをした後に1かご分のボールを打ちます。AW5球、7番アイアン5球、FW5球、ドライバー5球、最後にまたAWを5球といった感じです。それからパター練習場で15分くらいパットの練習をしてからスタートホールに向かいます。

ヨッシー なるほど「心」「技」「体」でいうと、ストレッチで「体」の事前準備を行って、練習場で実際にボールを打って「技」の事前準備を行っていらっしゃる。では、今日のテーマの「心」の事前準備は何か行っていますか?

──そうですね。何か行っているかというと何も思い浮かびません。

ヨッシー つまり、「心」の事前準備をまったく行わずにスタートホールのティーイングエリアに立っているのです。それでは、メンタル面においては、ストレッチもせず、練習場にも行かず、素振りもしないでいきなりティーショットを打つようなものです。不安になって当たり前というわけです。

──なるほど、「心」の事前準備も必要だ、ということですね。でも「心」の事前準備はどのように行えばいいのでしょうか?

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