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オリックス、インド風力発電を買収へ 共同出資事業、100億円見込む

オリックスは20日までに、インドの民間ノンバンク大手、インフラストラクチャー・リーシング・アンド・ファイナンシャル・サービシズ(IL&FS)と共同出資して運営する風力発電事業を完全買収する方針を固めた。取得額は100億円程度になるとみられる。インド政府が再生エネルギー開発を推進していることから、成長が見込めると判断した。

オリックスは同事業の特別目的事業体(SPV)7社に約200億円を出資し、49%の株を保有している。51%を保有するIL&FSが経営難で資産売却を進めていることから、その保有分を買い取る。

IL&FSによれば、国営ガス会社GAILも480億ルピー(負債含む事業価値、約760億円)で入札したという。入札額が一定水準を下回ったため、オリックスがIL&FS保有分を優先的に買い取る権利を行使した。現地の会社法審判所(NCLT)の承認が必要で、譲渡までは2~3カ月かかる見通しだ。

オリックスはIL&FS本体にも23.5%を出資しており、2019年3月期に保有株の減損で115億円を計上した。風力発電には16年に参入し、現在7社で約870メガワットを発電している。オリックスは近年、国内外で風力や地熱など再生エネルギーの開発や投資を拡大している。

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