喜べないGDP2.1%増 「輸入減で高成長」の不安
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景気悪化への懸念が強まる中で20日に発表された2019年1~3月期の国内総生産(GDP)は、実質ベースの年率で2.1%増と高めの成長率だった。民間エコノミストの多くが事前にマイナス成長を予測していただけに予想外の数値だ。ただ内容を見ると「輸入の急減が成長率を押し上げた」という統計上のカラクリがあり、手放しでは喜べない。
GDPは各種の経済統計をもとに、一定期間内に国内で生み出された付加価値を推計...
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