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トルコ大統領「ロシアと新ミサイル防衛システムを共同生産」

【イスタンブール=木寺もも子】トルコのエルドアン大統領は18日、ロシアと新たなミサイル防衛システム「S500」の共同生産を進める考えを明らかにした。米国が反発しているロシア製の最新地対空ミサイルシステム「S400」についても導入を進める意向を改めて示した。ロイター通信などが報じた。トルコはロシアとの軍事的関係をさらに深め、米国との溝を広げそうだ。

エルドアン氏は大学生らとのテレビ対話で「S400の後は、S500の共同生産を行う」と述べた。

米国は北大西洋条約機構(NATO)加盟国のトルコがS400を導入すれば軍事機密が漏洩する恐れがあるなどとして批判した。トルコへの対抗措置として米最新鋭ステルス戦闘機「F35」の引き渡しを凍結する考えを示している。

エルドアン氏はこれに対し、技術的な問題は調査済みとして、漏洩などの懸念を否定した。さらに「遅かれ早かれ、我々はF35を受け取ることになる」との見通しを示した。

米とトルコの関係は近年、ぎくしゃくしている。2018年にはトルコが米国人牧師を拘束したことで米国が経済制裁を発動した。トルコがテロ組織とみなすシリアのクルド人勢力を米国が支援する問題でも関係が悪化している。

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