2019年6月16日(日)

人の声に耳を澄まして 建築家の隈研吾さん

社会
2019/5/20 5:00
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「建築は職人さん、工事関係者など皆さんのおかげでできている。(紫綬褒章は)全体に対するもの」。建築家として建築の依頼者や利用者ら多くの人の声に耳を澄まし実績を積み重ねてきた。

紫綬褒章受章が決まり心境を語る建築家の隈研吾さん=共同

紫綬褒章受章が決まり心境を語る建築家の隈研吾さん=共同

得意とする「木の建築」のきっかけは、バブル経済崩壊後、東京での仕事が途絶えた頃、高知県檮原町から受けた依頼だった。町長から唯一出された条件は「町の木を使ってほしい」。コンクリートや鉄ばかりだったバブル期から一変。職人から木について学んだ。

以来、手掛けるようになった木の建築は、次第に国内外で注目を集めていった。「不景気になって、自分が変わろうとした」と振り返る。

東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場では47都道府県から木材を調達。「市民の公園をつくっているという意識」で設計に携わっている。「そのように使われているところを早く見たい」と、開場を心待ちにする。

〔共同〕

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