2019年6月27日(木)

アルゼンチン大統領選、左派の前大統領出馬せず

中南米
2019/5/19 0:14
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【サンパウロ=外山尚之】アルゼンチンのフェルナンデス前大統領は18日、10月の大統領選に出馬せず、副大統領候補として臨むと発表した。2015年まで大統領を務めたフェルナンデス氏は汚職疑惑を抱える一方、左派ポピュリズム(大衆迎合主義)的な政策を求める国民から根強い支持を得ており、世論調査では現職のマクリ大統領を抑え首位だった。

9日、著書を発表するアルゼンチンのフェルナンデス前大統領(ブエノスアイレス)=ロイター

フェルナンデス前大統領が18日朝、交流サイト(SNS)に投稿した動画で明らかにした。「選挙に勝つだけでなく、統治のため」として、アルベルト・フェルナンデス元首相を大統領候補として担ぐという。

アルゼンチンは通貨ペソの下落により経済が低迷しており、改革派のマクリ大統領の人気が低迷している。世論調査会社シノプシスの最新の調査では、10月の大統領選に向けたフェルナンデス氏の支持率は35.3%と、30.8%のマクリ氏を上回っていた。

フェルナンデス氏は今月に入り自叙伝を発表するなど、出馬を見据えた動きをしているとみられていた。ばらまき的な政策でアルゼンチン経済を混乱させたフェルナンデス氏に対する市場の警戒感は強く、足元で通貨安の要因となっていた。

今回のサプライズにより、大統領選の構図そのものが大きく変わることとなりそうだ。今後、「非マクリ、非フェルナンデス」を掲げ世論調査で3位(13.1%)につけていた穏健左派のラバーニャ元経財相の動向が注視される。

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