2019年6月27日(木)

ロ極東で邦人登山家が滑落死 カムチャツカの火山

ヨーロッパ
2019/5/18 21:02 (2019/5/19 0:48更新)
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【ウラジオストク=共同】ロシア極東カムチャツカ半島にある標高約4600メートルのカメニ火山で17日、登山中の日本人男性が滑落し、18日に死亡が確認された。関係者によると、亡くなったのは川崎市に事務所を置く登山家の沢田実さん。同行していた日本人2人は救助されて無事だった。2人は18日に遺体と共にヘリコプターで下山した。

沢田さんの妻、郁子さん(49)は外務省から沢田さんが亡くなったとの連絡を18日午後に受けたと明らかにした。

沢田さんのフェイスブックへの投稿や郁子さんの話によると、今月10日からの日程でカムチャツカに行き、3人でカメニ火山に登って6月1日に帰国予定だった。

自身のホームページによると、沢田さんは1968年生まれ。愛知県出身。北海道大で探検部に所属し、2014年に山岳ガイドとして独立した。日本山岳・スポーツクライミング協会のホームページによると、沢田さんは同協会の国際委員長などを務めている。

妻の郁子さんは、沢田さんは久しぶりの海外遠征で入念な準備を重ねて向かったといい、「事故の可能性があるかもしれないと思っていたが……。まだ気持ちが追いつかない」と憔悴(しょうすい)した様子だった。近く現地入りするという。

同行の2人が救助を求めた地元の旅行会社は、亡くなった男性は今回が4回目のカムチャツカでの登山だったとしている。地元ガイドは同行していなかった。

ロシアメディアによると、滑落地点は難所で、同行の2人は標高3300メートルのベースキャンプまで自力で下り、衛星電話で旅行会社に救助を求めた。地元当局が18日に3600メートル付近で遺体を発見した。

カメニは休火山で、カムチャツカ地方で2番目に高く、国内外から多くの登山家が訪れる。〔共同〕

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