2019年6月18日(火)

HPE、スパコンの米クレイ買収 1400億円で

ネット・IT
エレクトロニクス
北米
2019/5/18 4:14
保存
共有
印刷
その他

【シリコンバレー=佐藤浩実】米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)は17日、スーパーコンピューター大手の米クレイを13億ドル(約1400億円)で買収すると発表した。HPEは企業向けのサーバーが主力で、買収により政府機関や研究所で使われるスパコンにも事業領域を広げる。2020年初めまでに買収手続きを終える計画だ。

クレイは1972年に設立したスパコンの老舗で、現在の本社はシアトルにある。従業員は約1300人、18年の売上高は4億5600万ドルだった。米エネルギー省が管轄するオークリッジ国立研究所をはじめ、研究機関や大学、ゼネラル・エレクトリック(GE)や石油会社などにスパコンを納めている。

HPEは商業用のサーバーを扱うが、自前でサーバーを買わずにクラウドサービスを利用する企業が増えるなかで、金融機関や研究所への販売を増やすよう試みていた。クレイを買収することで高性能スパコンの事業を手に入れ、研究機関などとの結び付きも深める狙いだ。HPEのアントニオ・ネリ最高経営責任者(CEO)は「両社の技術を組み合わせて、次世代の高性能コンピューティングを推し進める」と述べた。

HPEによれば、スパコンやサーバーと関連サービスを合わせた「高性能コンピューティング」の市場規模は18年に280億ドルだった。人工知能(AI)を活用したデータ分析の増加により、21年には350億ドルになるとみている。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報