2019年7月24日(水)

乳がん新薬、投与後3人死亡 厚労省が安全性速報指示

2019/5/17 20:55
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厚生労働省は17日、昨年11月から今年5月にかけて、乳がん治療薬「ベージニオ」を投与された14人が重い間質性肺疾患を発症し、うち3人が死亡したと発表した。死亡した1人を含む少なくとも4人は薬の副作用とみられる。同省は製造販売会社に対し、使用時に注意するよう医療関係者に呼び掛ける「安全性速報」を出すよう指示した。

ベージニオは昨年9月に承認された新薬で、日本イーライリリー(神戸市)が製造販売する飲み薬。手術ができないか、再発した特定の乳がんの患者が対象で、昨年11月の販売開始後の推定使用患者数は約2千人とされる。

安全性速報では、医療関係者には呼吸困難などに注意し、異常があれば使用を中止するよう求める。自宅で服用する患者に対しても、息切れや空せきなどの症状が出たら医師らに相談するよう呼び掛ける。

厚労省によると、乳がんで通院治療をしていた50代女性は、この薬を飲み始めて37日目に自室で苦しんでいるところを救急搬送、間質性肺炎と診断された。その1週間後に間質性肺炎と低酸素脳症で死亡した。

安全性速報は、急いで副作用対策を取る必要がある際、厚労省の指示で製薬会社が出す注意情報で、2015年に抗てんかん薬「ラミクタール」に出されて以来となる。〔共同〕

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