2019年9月23日(月)

北朝鮮に800万ドルの人道支援 韓国、国際機関通じ

2019/5/17 19:28
保存
共有
印刷
その他

【ソウル=恩地洋介】韓国政府は17日、北朝鮮に国際機関を通じた800万ドル(約9億円)の人道支援を実施すると発表した。北朝鮮は2018年の猛暑の影響を受けた深刻な食糧不足が指摘されている。これとは別に、本格的な食糧支援策も検討を進めている。短距離ミサイルの発射など挑発を再開した北朝鮮との対話姿勢を維持する狙いもある。

田植えをする北朝鮮の市民。「田植え戦闘場」などと書かれたスローガンが見える(5月、北朝鮮・南浦)=共同

世界食糧計画(WFP)や、国連児童基金(ユニセフ)が子どもや妊婦を対象に実施する支援事業に資金供与する。WFPなどは先に、18年の北朝鮮の農産物収穫量が過去10年で最低水準に陥り、数百万人に飢餓状態が迫っていると発表した。韓国政府によると、米国も人道支援は容認する考えを示していた。

韓国大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は17日の記者会見で、近く食糧支援の具体策も公表すると表明した。

ただ、北朝鮮の短距離ミサイル発射などで、国民の全面的な支持は得られていない。調査会社の韓国ギャラップが17日に公表した世論調査によると、食糧支援を「実施すべきでない」との回答は47%で「実施すべきだ」の44%を上回った。

北朝鮮メディアは連日、干ばつ被害を伝えている。17日の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、降水量が少なく「トウモロコシ畑で干ばつ被害が発生し始めた」とする農業省幹部の発言を報じた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。