2019年6月27日(木)

株、売り方が買い戻し 海運・精密など上昇目立つ

2019/5/17 20:30
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株式市場で売り方の買い戻しが進んでいる。17日は、海運業や電気機器など空売り比率の高い業種が上昇した。前日の米国株式市場が大幅高となったことで投資家心理が改善。売り方の買い戻しを誘った。ただ、米中の通商交渉の不透明感もあり、積極的に上値を追う動きは限られた。

17日は前日時点で空売り比率が60%を超えていた鉄鋼や、50%前後だった海運業や電気・精密機器などの上昇が目立った。日本郵船商船三井が一時2%高まで買われたほか、オリンパスも一時4%高となった。いずれも直近で信用売り残が増えていたが、「米企業の堅調な決算や米株高を受け、相場下落への過度な警戒感が和らぎ、売り方の買い戻しが進んだ」(みずほ証券の三浦豊氏)ようだ。東証全体の空売り比率は17日、45.23%と16日の48.77%から低下した。

3月以降、日経平均株価が2万1000円近辺に下げると押し目買いが入る傾向があり、この辺りが下値メドとなっている。「連休明けもそうした流れが変わっていないこともあり、いったん売りの持ち高を縮小する動きが広がった」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘氏)との見方がある。

ただ、大引けにかけて日経平均の上げ幅が縮小するなど、積極的に上値を追う動きはない。米中摩擦の激化への警戒感は根強く、「上値ではすかさず売りに動く個人投資家も多かった」(松井証券の窪田朋一郎氏)という。「2万1000円台を維持できるかは、米国や中国など海外の情勢次第だ」(三井住友DSアセットマネジメントの平川康彦氏)との声は少なくない。当面は外部環境に敏感な不安定な相場が続きそうだ。

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