2019年8月20日(火)

金箔ソフトクリーム 大胆発想で華やかさ演出(金沢市)
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2019/5/18 7:00
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金箔の国内生産をほぼ一手に担い、アイスクリーム・シャーベットへの年間支出金額は全国の県庁所在地と政令指定都市でトップクラス。こうした金沢市の特徴を踏まえると、金箔ソフトクリームの誕生は必然と言えるかもしれない。見た目の豪華さと濃厚な味わいのコラボレーションは、観光都市・金沢に訪れる人たちをひき付けている。

ソフトクリームに約11センチメートル四方の金箔を1枚丸ごと貼り付けた「金箔のかがやきソフトクリーム」。販売するのは、伝統工芸品の金箔を日用品や食品、化粧品など多様な製品へと展開する箔一(はくいち、金沢市)だ。社名にちなみ、価格は891円(税込)に設定する。

金箔を丸ごと1枚使い、ソフトクリームにまとわせた

金箔を丸ごと1枚使い、ソフトクリームにまとわせた

金箔ソフトの発売は北陸新幹線の金沢開業を3日後に控えた2015年3月11日。新幹線の延伸でもたらされる経済効果に地元の期待が高まるなか、「さらなる盛り上げに一役買う企画はできないか」という発案が商品化の出発点だった。

金沢では金粉を振りかけたソフトクリームは販売されていた。金箔で包み込んで華やかさを格段に高めるという斬新で、大胆な発想は金箔メーカーならではのものだ。

商品提供時に極薄で破れやすい金箔をソフトクリームにあしらう技も見どころ。周辺の風に気を配り、専用の竹製の箸で金箔を持ち上げて柔らかに貼り付ける。金箔職人に習った一連の作業は簡単に見えて、手慣れた店員でも緊張するという。

当初は新幹線の金沢開業を記念した1000個だけの限定商品として発売された。ところが人気は想定以上で、常設メニューに切り替えることになったという。現在は箔一が本店や金沢市内の主要な観光地に展開する4カ所のカフェで販売されている。

皇位継承に伴う10連休には、金沢にも国内外から多くの観光客が訪れた。市内で屈指の観光地、ひがし茶屋街にある箔一東山店の2カ所の売り場には金箔ソフトを購入する顧客がひっきりなし。4カ所のカフェで合計1万個を用意した改元記念の商品も、連休最終日を待たずに完売したという。

(沢田勝)

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