2019年6月20日(木)

ベネズエラ与野党会談、双方が認める 野党は消極的

ヨーロッパ
中南米
2019/5/17 6:06
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【サンパウロ=外山尚之】政情混乱が続くベネズエラのマドゥロ政権と野党陣営は16日、ノルウェーで会談の準備を進めていることをともに認めた。ただ野党指導者のグアイド国会議長は「偽の交渉には参加しない」と消極的な姿勢で、流動的な状況が続いている。

ベネズエラのグアイド国会議長はノルウェーでの会談に消極的な姿勢だ(14日、カラカス)=ロイター

ベネズエラの在ジュネーブ国連大使のホルヘ・バレロ氏は16日、記者団に対し「詳細は話せないが、対話があることを確認できる」と述べた。グアイド氏も同日、ノルウェーに代理人を派遣したことを認めた。

もっとも、与野党の間には依然として大きな隔たりがある。グアイド氏は16日の演説で「交渉ではなく、ノルウェーによる仲裁のための努力だ」と言及し、今回の会談はノルウェーの顔を立てるためだとの見方を示した。自由で公平な大統領選のやり直しを求めていくという従来の立場を改めて強調した。

バレロ氏は「野党の中にも民主的だと分類できる人々もいるが、米帝国の操り人形もいる」と発言した。グアイド氏は野党陣営の中でも強硬派として知られる。1月にグアイド氏が暫定大統領への就任を宣言して以来、野党陣営はグアイド氏が率いてきたが、4月30日の軍人への蜂起呼びかけが失敗したことで、野党陣営内の足並みが乱れている可能性がある。

ノルウェー外務省は16日、報道官を通じ「ノルウェーはベネズエラ情勢を深く憂慮しており、双方が政治的で平和的な解決策を見つけられることを強く奨励する」とする声明を発表した。

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