2019年5月26日(日)

米新聞ガネット、委任状争奪戦でファンドに勝利

北米
ビジネス
2019/5/17 1:43
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【マクリーン(米バージニア州)=清水石珠実】米全国紙「USAトゥデー」などを発行する米新聞大手のガネットは16日、株主総会を開き、委任状争奪戦で米メディア企業のMNGエンタープライジズに勝利したとの暫定結果を明らかにした。株主投票で経営陣側が推薦した8人の取締役が全員承認された。MNG側は3人の候補者を立てたが、同社への経営介入は株主の支持を得られなかった。

米新聞大手ガネットは16日、ワシントン郊外にある本社の一角で株主総会を開いた(バージニア州マクリーン)

MNGは米投資ファンドの傘下にあり、買収した新聞社に大幅なリストラを迫って収益を上げる手法で知られる。委任状争奪戦の行方によっては、ガネットの経営戦略に対するMNGの発言力が増す可能性があり、その動向に注目が集まっていた。正式な株主投票結果は第三者の監査を受けて、1週間以内に公表する。

今年1月、MNGが約13億6000万ドル(約1500億円)でガネットに買収提案した。だが2月、評価額が低いことや買収資金の調達方法が曖昧であることなどを理由にガネット側が拒否を決めて、MNG側が対抗策として委任状争奪戦を仕掛けていた。

株主投票の暫定結果を受けて、MNGは「新聞業界が直面する問題を直視しようとしないガネット経営陣が勝った。このままではさらに株価は下落する」との声明を出した。今後も敵対的買収提案を続けるかどうかについては明言しなかった。

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