2019年5月21日(火)

自動化機械などずらり 金沢で見本市 学生獲得も

自動車・機械
北陸
2019/5/16 20:01
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石川県鉄工機電協会が主催する機械の見本市「MEX金沢2019」が16日、石川県産業展示館(金沢市)で始まった。製造業を中心に216社・団体が、人手不足を解消する自動化機械など自社の強みをアピールする。

県外から見本市に参加する学生に交通費を支給するほか、会社紹介の専用コーナーを設けるなど企業の採用にもつながる新たな施策も始めた。

中村留精密工業はロボットを組み合わせたの工作機械を展示する(金沢市)

中村留精密工業はロボットを組み合わせたの工作機械を展示する(金沢市)

今年は県内から61社、県外から153社、海外から2社が参加した。新規出展も40社あったが、全体の規模は過去最大だった昨年からは7社減った。目立つのは加工時間が短縮できる工作機械や折り畳み式の太陽光パネルなど、生産性向上を支援する機械や環境配慮型の製品だ。

工作機械を手掛ける高松機械工業は、部品などを運ぶ時間を半分以下に短縮して、加工時間を短くできる工作機械を展示する。同業の中村留精密工業(石川県白山市)は人工知能(AI)を活用したり、ロボットを組み合わせたりした工作機械を出展する。

一方で、焼却炉メーカーのアクトリー(同)は箱形に折り畳める太陽光パネルを展示する。事前に設定をしておけばパネルは自動で開閉する。折り畳んで冬の降雪などによる故障を防ぐほか、電源不足により困窮する被災地などへも簡単に運び込むことができる。

新たに県外学生の参加を促して県内企業に興味を持ってもらいUターンを促す施策にも取り組む。石川県の出身で関東や関西、中京圏などの大学に通う学生の参加者に交通費を補助する。先着80人に対して、JRを利用した場合の往復費用を支給する。

企業の人事担当者が学生に自社を説明をする専用のコーナーも設置した。18日には各社に勤めるUターン経験者のパネルディスカッションも開催する。

今年は会場のスペースに余裕を持たせて参加者の回遊性を高めるなどの工夫をした。そのため昨年よりも出展数は減少したが、石川県鉄工機電協会の担当者は「応募自体は昨年よりも多かった」と説明する。

製造業関係者の間では中国経済の減速について懸念を示す声が増えている。協会の担当者は「今は過去の受注残を抱えている企業も多い。来年もこの規模で開催できるかがポイント」と話した。

(毛芝雄己)

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