2019年8月21日(水)

LIXIL前CEO、委任状争奪戦せず

2019/5/16 19:50
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役員人事を巡り混乱が続くLIXILグループの瀬戸欣哉・前最高経営責任者(CEO)ら取締役候補8人は16日、6月の定時株主総会に向けて会社側の候補の不信任を目的とする委任状争奪戦(プロキシーファイト)をする考えがないと発表した。自身を含む候補を株主提案しているが、会社の定款上、双方の候補全員が取締役になることができる。今後は株主に向け8人を一括して選任するよう求める。

取締役候補8人を提案している前CEOの瀬戸欣哉氏(16日、東京都港区)

瀬戸氏と、伊奈啓一郎取締役は定時総会に向けて、両氏を含む計8人の次期取締役の候補案を株主提案している。対立する会社側が提案する次期取締役の候補も計8人。次期社外取締役の候補である鈴木輝夫氏(元あずさ監査法人副理事長)、鬼丸かおる氏(元最高裁判事)の2人は、株主提案の次期社外取締役の候補でもあり、双方の候補は計14人という状況だ。

取締役の定員が16人。定時総会で14人全員が取締役に信任される可能性もある。瀬戸氏は16日に都内で開いた記者会見で「会社提案の候補が潮田洋一郎氏の影響下にある候補かどうかは株主に判断を委ねる」と述べた。会社案の候補が取締役に選ばれた場合には「一緒に会社を良くしていく形で迎え入れたい」とした。

瀬戸氏は8人を一括して選任されない場合について「想定していない」と自信をみせた。今後、会社案の候補6人と対話する意向を示し、潮田氏の影響下にある特定の候補がいる場合には株主に反対してもらえるよう呼びかける方針も示した。

仮に14人全員が信任された場合、新しい取締役会は瀬戸氏側が8人、会社案側が6人で構成され、瀬戸氏側が多数派となり、主導権を握りやすくなる可能性がある。一方、会社側がそうした事態を避けるため株主提案の候補を否決させようと、委任状争奪戦を展開する可能性がある。

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