ウクライナ次期大統領、20日に就任式

2019/5/16 18:59
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【モスクワ=小川知世】ウクライナ最高会議(議会)は16日、4月の大統領選で当選したコメディアンのウォロディミル・ゼレンスキー次期大統領(41)の就任式を20日に開催すると決定した。同日にゼレンスキー氏が議会で就任演説し、紛争解決に向けた対ロシア政策など一連の施政方針を国民向けに説明する。

4月のウクライナ大統領選で圧勝したゼレンスキー氏=AP

政治経験のないゼレンスキー氏は4月21日の大統領選挙の決選投票で73%の票を集めて当選した。既存政治への不満を反映し、現職のポロシェンコ大統領に対し地滑り的勝利を収めた。就任式は早期開催を訴えるゼレンスキー氏側と、同氏による議会解散を警戒し就任を遅らせようとする勢力がいる議会側で意見が食い違い、開催日をめぐる議論が続いていた。

ゼレンスキー氏は親欧米路線の維持を掲げる。ロシアや親ロ派武装勢力によるウクライナ一部地域の実効支配を認めず、紛争解決へ独仏を交えたロシアとの協議を再開する方針を示してきた。ロシアは同氏の当選後にウクライナ東部の親ロ派支配地域の住民にロシア国籍の付与を簡略化するなど揺さぶりを強めている。

ウクライナでは2014年にロシアが南部クリミア半島の併合を宣言した。東部ではロシアが支援する親ロ派武装勢力が一部地域を実効支配し、紛争が続く。国連によると、紛争の犠牲者は約1万3000人にのぼる。

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