大阪メトロ、自転車シェアを全駅設置 ドコモと連携
大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は16日、自転車のシェアリングサービス「大阪バイクシェア」でNTTドコモと連携すると発表した。地下鉄なんば駅など11カ所に貸し出し拠点を設置。2024年度までに全108駅に広げる。駅から目的地までの移動手段を整えることで訪日客の利便性を高める。地元住民にも使えるようにして沿線活性化につなげる。

NTTドコモ関西支社の高原幸一支社長は「25年の国際博覧会(大阪・関西万博)に向けてにぎわいを増す大阪に貢献していきたい」と話した。ドコモは全国でシェアリングサービスを展開する。今回の貸し出し拠点の設置で大阪での拠点数は135カ所、自転車台数は672台となった。
自転車シェアは特定の拠点に自転車が集中する課題がある。首都圏で実験的に実施している人工知能(AI)で自転車を再配置する取り組みを今後は関西でも取り入れる方針で、より利用しやすいようにする。