認知症予防は「運動が重要」 世界保健機関が指針

2019/5/16 9:35
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【ジュネーブ=共同】世界保健機関(WHO)は、世界的に増加している認知症の予防のための新たな指針を公表した。運動の習慣や健康的な食事、禁煙が重要だとしている。各国が適切な対策を取らない場合、世界の認知症患者が2050年には1億5200万人に達する恐れがあるとしている。

WHOによると認知症患者は世界に推計5千万人おり、毎年約1千万人が新たに発症している。

指針は12項目から成り、特に効果的な予防策として定期的な運動、禁煙を挙げた。65歳以上の高齢者では1週間に少なくとも150分の中程度の有酸素運動が望ましいとしている。またバランスの取れた食事や、飲酒制限、社会活動もリスク軽減に有効だとした。食事では、芋類を除く野菜や果物を1日に少なくとも400グラム摂取するよう勧めている。

高血圧と糖尿病も認知症のリスクを高めるとしている。

認知症は脳の神経細胞が死んだり働きが悪くなったりすることで、物忘れや妄想などの症状が出て日常生活に支障がある状態。厚生労働省は、日本の認知症患者は12年に462万人で、25年には約700万人まで増えると推計している。

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