2019年5月20日(月)

米金利が低下、米中摩擦・利下げ観測の高まりで

北米
2019/5/16 6:50
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【ニューヨーク=関根沙羅】15日のニューヨーク債券市場で米金利が一段と低下(債券価格は上昇)した。弱い米経済指標を受けて米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測が強まった。米中貿易摩擦の激化による世界経済の減速懸念も、安全資産とされる米国債への買いにつながった。

15日のニューヨーク債券市場で米金利が一段と低下した=ロイター

15日に発表された4月の米小売売上高と米鉱工業生産はともに市場予想を下回る弱い結果となった。これを受けて利下げ観測が強まり、政策金利に影響を受けやすい年限の短い債券が買われた。2年物の金利は一時2.13%と2018年2月以来の低水準をつけた。

政策金利の市場予想を示すシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の「Fedウオッチ」によると、20年1月までにFRBが利下げをする確率は約8割と1週間前の約6割から大幅に上昇している。

米10年物の国債利回りは前日比0.04%低い2.37%で終えた。一時は2.36%と約1カ月半ぶりの水準まで低下した。米中貿易摩擦の激化により安全資産とされる米国債が買われやすく、13日以降、10年物の長期金利が3カ月物の短期金利を下回る「逆イールド」が続いている。

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