2019年6月20日(木)

米・カナダ、鉄鋼関税撤廃へ議論 新NAFTA批准の条件

トランプ政権
北米
2019/5/16 5:24
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【ワシントン=鳳山太成】カナダのフリーランド外相は15日、ワシントンを訪れ、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表と会談した。米政権が課す鉄鋼とアルミニウムの追加関税の撤廃を巡り議論した。カナダは北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定を批准する条件として関税の解除を求めており、早期に妥協案を見いだせるかが焦点だ。

15日、ワシントンでライトハイザーUSTR代表と会談後に記者団の取材に応じるカナダのフリーランド外相=ロイター

フリーランド氏は会談後、記者団に「ライトハイザー氏とよい議論ができた」と述べた。米議会も訪問し、与党・共和党で通商政策を管轄する上院のグラスリー財政委員長とも関税や批准作業をめぐり協議した。

フリーランド氏は「関税がかかっている限り(カナダ議会の)批准は非常に難しい」と述べ、速やかな関税撤廃を呼びかけた。米政権は関税を解除する代わりに輸入数量枠を受け入れるよう求めてきたが、カナダは数量規制に反対している。

カナダ紙グローブ・アンド・メールによると、メキシコは米国と関税撤廃で合意に近づいているという。米国の高関税を避けるために中国がメキシコを通じて迂回輸出するのを防ぐのが主な条件になっているようだ。

鉄鋼・アルミ関税の問題が片付けば、新NAFTAの発効に向けてハードルが1つ取り除かれることになる。米議会のグラスリー氏もトランプ政権に対し、批准手続きの前に関税問題を決着させるよう促している。

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