2019年6月21日(金)

アリババ純利益37%増、19年3月期 ネット通販けん引

ネット・IT
中国・台湾
アジアBiz
2019/5/15 23:52
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【上海=松田直樹】中国のネット通販最大手のアリババ集団が15日発表した2019年3月期の連結決算は、純利益が前の期比37%増の876億元(約1兆4000億円)で過去最高となった。売上高は3768億元と同50%増えた。ユーザー数が1年前と比べて約2割伸びるなど、堅調なネット通販事業がけん引した。

アリババは収益源の多様化が課題となっている(中国・杭州の本社)

営業利益は前期比17%減の570億元だった。営業減益となるのは4期ぶり。多角化路線として進める動画配信やクラウド事業などの損失拡大が響いているもようだ。

19年3月末のネット通販の国内ユーザー数は6億5千万人を超え、1年前と比べて18%増えた。通期の流通総額(GMV)は5兆7000億元となり前の期と比べ19%伸びた。アリババは20年3月期の売上高の見通しを5000億元としており、引き続きネット通販がグループ全体を支える。ただ、利益のほぼすべてを稼ぐネット通販以外では苦戦が続く。

事業別の営業損益は、動画配信サービスなどのデジタルメディア・エンターテインメント事業で200億元の赤字となり、力を入れるクラウド事業も55億元の赤字だった。18年に買収したネット出前サービス「餓了麼(ウーラマ)」も赤字が続いているもようだ。アリババは収益源の多様化に動いているが、いずれも投資が先行して赤字が拡大する体質から抜け出せていない。

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