タイ不動産シンハーエステート、ホテル部門を上場へ

2019/5/15 22:28
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【バンコク=岸本まりみ】タイのビール大手傘下の不動産会社シンハーエステートは15日、ホテル部門を新規株式公開(IPO)すると発表した。すでにタイの証券取引委員会に申請を済ませており、8~9月にもタイ証券取引所に上場する見通し。調達した資金でホテル網を拡大するほか、ホテルブランドの知名度を高める狙いだ。

タイ不動産シンハーエステートがサムイ島で運営する高級ホテル「サンティブリ」

上場を目指すのはシンハーエステートのホテル部門「Sホテルズ・アンド・リゾーツ」。上場後もシンハーエステートが株式の51%以上を保有し傘下にとどめる。公募売り出し価格(公開価格)は1株5バーツ(約17円)。

シンハーエステートの事業は住宅、オフィス・商業施設、ホテルの3本柱。ホテル部門は15年に英ホテル中堅ジュピター・ホテルズ・ホールディングスを買収するなど、M&A(合併・買収)で拡大してきた。現在はタイや英国、モルディブなど5カ国で計39ホテル・4647室を運営する。

ホテル部門を統括するダーク・ディ・カイパー氏は「25年までに施設数を現在の約2倍の75カ所に拡大したい」と述べた。観光客の増加が続くタイを中心に、東南アジアでホテル網を拡大する計画を明らかにした。

シンハーエステートは、「シンハービール」で知られるタイのビール製造大手ブンロート・ブルワリー系の企業。前身は旧ラサ・プロパティー・ディベロップメントで、14年にブンロートの傘下に入った。

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