2019年5月24日(金)

九州鉱工業生産 5年連続プラス、18年度 中国減速の影響も

九州・沖縄
2019/5/15 20:02
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九州経済産業局が15日発表した九州7県の2018年度の鉱工業生産指数(15年=100、季節調整済み、速報値)は、前年度を0.4%上回り107.2となった。5年連続で上昇した。米中貿易摩擦などによる中国経済の減速で一部業種が低下したが、好調な自動車生産などがけん引した。

自動車を含む輸送用機械工業が3.2%、普通鋼鋼材などを含む鉄鋼・非鉄金属工業が2.2%と、5業種が上昇した。中国経済の減速で産業用機械向けに納入するトランジスタの生産が落ち込むなど「電子部品・デバイス工業」が1.0%低下し、比較可能な13年度以降で初めて前年割れとなった。

米国が中国からの輸入品に追加関税を発動するなど、半導体装置や集積回路(IC)の落ち込みが懸念される。半導体について足元では「持ち直しの動きが生まれている」(同局)。スマートフォンのカメラの多眼化に伴い、一部の部品の受注が伸びていることが背景にあるという。

同時に発表した3月の鉱工業生産指数は前月比0.5%減の106.1だったものの、電子部品・デバイス工業が2カ月連続で上昇していることなどを踏まえ基調判断を「横ばい傾向であるが、一部で弱含み」から「横ばい傾向」に変更した。

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