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オンキヨー、再建に不透明感 祖業売却し車載に望み

オーディオ機器の名門、オンキヨーの再建に不透明感が出ている。主力のホームAV事業売却に向け米同業などとの協議を始めた。売却資金を、力を入れるOEM(相手先ブランドによる生産)事業の拡大に回す方針だ。ただ残るのは同事業を含めまだ成長途上。稼ぎ頭を手放すからにはこれらを早期に拡大することが急務だ。

オンキヨーはAV事業を売却して再建を目指す

米サウンド・ユナイテッドなどと協議する。対象となるAV事業では2015年にパイオニアの事業を買収し、アンプで世界シェア首位に躍り出たこともある。しかし携帯音楽プレーヤーの台頭を受け、市場が縮小。同事業の売上高は18年3月期で346億円と、16年3月期からほぼ半減し、成長シナリオも描きにくい。

だからこそ主力事業で利益が出ているうちに、OEM事業拡大を急ぐ。「OEMにカジを切り生き残る」(宮田幸雄副社長)方針だ。17年にはインドの自動車部品会社と合弁会社を設立。今後5年間で現地の車載スピーカー工場に40億円以上を投じる。テレビ内蔵スピーカーも中国テレビ大手との提携を決めた。

もっともOEM事業は18年3月期は先行投資がかさみセグメント損益は3100万円の赤字だった。同じ期の全社の連結最終損益も5期連続の赤字だった。今回の協議を早期にまとめ、残った事業を成長軌道に乗せられるか時間との勝負だ。

(千葉大史)

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