2019年6月20日(木)

日本郵政、一転増益 前期4% ゆうパック好調で

経済
2019/5/15 19:00
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日本郵政が15日に発表した2019年3月期決算は連結純利益が前の期比4%増の4794億円となった。当初の大幅な減益予想から一転し、日本郵便の宅配便「ゆうパック」の好調などで増益となった。ただ、人件費の上昇や低金利によるゆうちょ銀行の運用収入の低迷などで、20年3月期は4200億円と12%の減益を見込む。

前期の純利益は15年3月期以来の高水準となった。当初予想の3300億円から2度にわたって上方修正し、そこからさらに上振れして増益となった。

子会社の日本郵便の純利益が1266億円と2倍強に増えたことが大きい。ゆうパックの取り扱いが9億4221万個と7.6%増え、過去最多となった。ネット通販の拡大などを背景に20年3月期も個数は増える見通しだ。かんぽ生命保険は純利益が1204億円と15%増え、期末配当を4円増配の72円とした。

稼ぎ頭であるゆうちょ銀行の純利益は2661億円と25%減った。低金利下で運用収益が落ち込んだ。利回りの高いリスク資産の拡大で運用難の打開をめざしてきたが、逆に損失リスクも高まっている。ゆうちょ銀の池田憲人社長は同日、ヘッジファンド投資を縮小する方針を明らかにした。業績回復の道筋は見えにくい状況だ。

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