2019年5月20日(月)

気象研とJR東日本、竜巻の進路 AI予測へ

科学&新技術
2019/5/15 18:05
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気象庁気象研究所やJR東日本などは人工知能(AI)で竜巻の進路を予測し、鉄道の安全運行につなげるシステムの開発に乗り出す。竜巻などの観測データをAIに学ばせ、様々な地域や季節で危険度を判定できるようにする。2022年度まで研究し、その後の実用化を目指す。

上空の雨粒の動きから風の強さや方向をとらえる「ドップラーレーダー」の観測データを使う。全国40カ所の観測データをAIで学習し、各地で発生する竜巻の進路を予測する。システムは列車の運行情報と連携させ、竜巻の進路や位置に応じて「その場で停止」などと注意喚起する。

05年に山形県のJR羽越線で特急列車が突風で脱線、転覆して38人が死傷した事故が発生した。

気象研とJR東日本はドップラーレーダーで突風を検知するシステムを開発。同社は17年に実用化し、冬季に同県内で列車の運行規制に生かしている。冬の日本海側は竜巻が探知しやすいが、夏の太平洋側は紛らわしい空気の渦がみられることなどからAIで解析する。

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