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eスポーツ 黒子も熱狂(熱撮西風#NEWS)

プロリーグや大規模な大会が開かれ、活況のeスポーツ。ネットワーク環境の整備でゲーム市場は拡大している。マニアにとどまらない新たなファン層の獲得を目指し、舞台裏も熱を帯びてきた。

ゴールデンウイークでにぎわう大阪・ミナミ。かつてキャバレーだったホールに約100台のモニターが並ぶ。ゲームのキャラクターが華麗な連続技を繰り出すと場内は大歓声。実況や解説とともに動画投稿サイトで配信される様子はスポーツ中継さながらだ。

4日間で約1800人が来場した「KVO×TSB2019」は関西最大級の格闘ゲーム大会だ。主催はプロゲーマーのキャメイさん(30)。2011年に大阪市内のゲームセンターで開いた32人のトーナメントが始まりだ。年々出場者が増え、海外からの参戦も目立つ。「200人ほどのゲーマーが運営を手伝ってくれる。個人で開く大会の域を超えてきた」とキャメイさん。企業の協賛も得られるようになった。

各地で増えているeスポーツチームでは、選手の個性を生かしたファンづくりに取り組む。大阪市が拠点の「サイクロプス」に所属するたぬかなさん(26)は数少ない女性のプロ選手。前職のアパレル店で身につけたトーク力で、イベントやメディア出演に駆け回る。「普通の女の子がプロになっている姿を見て、多くの人にこの業界を目指してほしい」と話す。

ゲームに関する学科を持つ大阪電気通信大学(大阪府寝屋川市)は、18年10月からeスポーツの選手や運営にあたる人材育成のプロジェクトを始めた。6月にはカメラやモニターを備えた専用スタジオを新設する。

デジタルゲーム学科4年の山口勇さん(21)はeスポーツイベントの運営会社を起業した。会場設営や選手への対応、インターネット配信などを担う。4月下旬には日本各地と中国をオンラインでつなぐ対抗試合を開いた。「ゲームは年齢や国籍、場所と時間も関係なく楽しめる。いつか大阪で世界大会を開きたい」と意気込む。

ゲームクリエーターでもあるいしぜきひでゆき同大学教授(55)は「プロレス並みのエンターテインメント性がないと裾野は広がらない。ヒール役の選手がいてもいい」と、見せ方を担う裏方の育成にも力を入れる。

(大阪写真映像部 淡嶋健人)

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