2019年6月17日(月)

三菱電機、道路異常を後続車に通知 欧州ヒアと開発

エレクトロニクス
自動車・機械
2019/5/15 13:59
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三菱電機と欧州地図大手ヒアテクノロジーズは15日、落下物や陥没などが発生した道路の位置情報をクラウドを通じて共有するシステムを開発したと発表した。路上に異常がある場所に近づく後続車両に対して数秒から数分前に通知し、危険を回避できるようにする。すでに日米で実証実験を実施した。自動運転や先進的な運転支援に応用できるシステムとして自動車メーカーに売り込む考えだ。

三菱電機とヒアは道路の異常と位置情報を正確に把握する(画像は警告情報のイメージ)

このほど開発した「レーンハザードワーニングシステム」は、センチメートル単位までの高精度で位置を特定できる三菱電機の装置と、ヒアのクラウド技術を組み合わせた。2018年12月に茨城県で、19年3月には米カリフォルニア州で実証実験を実施した。実用化のメドは明らかにしていないが、自動車メーカーが試験できるよう広く同システムを提供するという。

車に搭載したセンサーやブレーキ動作をもとに収集した故障車や落下物、道路の陥没、滑りやすい路面などの情報と位置情報を把握する。先行車両による危険情報をクラウド経由でリアルタイムに後続車両に通知する。カーナビゲーションシステムなどを通じて警告することが想定される。

車線レベルまでの高精度で障害物などの位置を認識できるという。自動運転車両の場合は事前に危険情報を得ていれば、当該の車線を避けて走行することもできる。

三菱電機とヒアは道路上の危険を事前に警告するシステムの開発などで協業している。今後はクラウドを活用して自動運転向けに高精度地図を自動更新する技術の開発や、道路を管理する事業者に対して路面の劣化状況を通知するサービスも検討していく見通しだ。

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