中国の工業生産、伸び鈍化 4月5.4%増

2019/5/15 11:13
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【北京=原田逸策】中国国家統計局が15日発表した2019年4月の主要経済統計によると、工業生産は前年同月比5.4%増えた。販売不振の自動車などの生産が振るわず、伸び率は2カ月ぶりに鈍化した。中国経済は回復力に乏しい状況で、米国による追加関税の打撃が懸念される。

中国経済は回復力に乏しい状況で、追加関税の打撃が懸念される(四川省の自動車エンジン工場)=ロイター

中国経済は回復力に乏しい状況で、追加関税の打撃が懸念される(四川省の自動車エンジン工場)=ロイター

工業生産の伸び率は1~3月の平均(6.5%増)も下回った。半導体や石炭の生産、発電量も低迷した。3月は8.5%増と高い伸びを記録したが、春節(旧正月)休暇が毎年ずれることによる特殊要因が大きかったことになる。

マンションや工場の建設など固定資産投資は1~4月の累計で前年同期比6.1%増えた。伸び率は1~3月(6.3%増)から減速した。不動産の開発投資は好調だったが、インフラ投資が伸び悩んでいる。

スーパーや百貨店、インターネット通販などの売上高の合計を示す社会消費品小売総額は4月に前年同月比7.2%増えた。伸び率は3月(8.7%増)から減速した。伸び率は03年5月以来およそ16年ぶりの低水準だ。自動車販売のマイナスが響いた。

米トランプ政権は10日、2千億ドル(約22兆円)分の中国製品にかける追加関税を10%から25%に上げた。労働集約型の家具やカバンなどの製品も含まれており、雇用に与える打撃が懸念される。

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