高校生鷹匠、一人前目指す 調教続け「タカは家族」

2019/5/15 10:52
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害鳥駆除のためにタカを飛ばす鷹匠(たかじょう)で、高校3年の小川涼輔さん(17)=群馬県榛東村=は、毎日2時間以上かけて2羽のタカを調教し、家の中でも腕の上に乗せて過ごす。「タカは家族。これからも一緒に過ごしたい」。高校生活を送りながら一人前の鷹匠を目指す。

高校生鷹匠の小川涼輔さんとハリスホークのルギー(2日、群馬県榛東村)=共同

「ルギー、乗りな」。小川さんが呼び掛けるとハリスホーク「ルギー」が定位置の左腕に止まった。「おとなしくていい子」と優しく背中をなでる。自宅の庭に自ら建てた専用の小屋でオオタカの「レイア」とともに計5羽を飼う。「ハリスホークは賢くて飼いやすい。オオタカはやんちゃ。何度も引っかかれた」

幼い頃から鳥が好きだった。小学5年のとき、テレビで鷹匠を見て憧れ、両親に「飼いたい」と打ち明けた。お年玉をかき集め、1年以上かけて下調べした。ペットショップを何軒も回り、ようやく茨城県牛久市の猛きん類専門店でルギーと出合った。

家に来たころは警戒心が強く、触ることもできなかった。購入した店で調教法を教わって少しずつ近づき、腕に乗せて過ごす時間を延ばした。飛ばしてえさを見せ、腕に戻す訓練もできるようになった。日本最大の鷹匠の競技大会「フライトフェスタ」で中学1年から3年連続で優勝した。

タカの生育環境を学ぶため、群馬県沼田市の尾瀬高校自然環境科に入学した。1~2年時は実家を離れて学校そばの古い家を借りてタカと暮らし、放課後毎日校庭で調教を繰り返した。

卒業後は調教の基礎を教わった猛きん類専門店で修業するつもりだ。鷹匠としていろいろな種類のタカを操り、害鳥駆除などで人の役に立てるのが夢という。「まだまだ知識や経験が足りない。周りの人に認められるような鷹匠になりたい」と話している。

〔共同〕

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