EU離脱「夏休み前までに」 英首相方針

2019/5/15 8:56
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【ロンドン=中島裕介】英首相官邸は14日、7~8月の英議会の夏休みまでに欧州連合(EU)離脱を目指す方針を表明した。その実現のために6月3日の週にEU離脱に関する国内ルールを定める関連法案を英議会に提出する方針も示した。ただ、離脱条件に関するEUとの約束事にあたる「離脱協定案」を英議会が承認するメドは立っておらず、メイ首相の意向が実現するかは不透明だ。

EU離脱問題の決着をつけられないメイ首相への批判は強まっている(ロイター)

EU離脱問題の決着をつけられないメイ首相への批判は強まっている(ロイター)

英がEUから円滑に離脱するためには離脱協定案を英議会で承認する必要がある。英国内のルール整備のための関連法の成立も条件となる。だが協定案への支持が議会から得られておらず、離脱期限は当初の3月末から10月末に延期された。

延期決定後の英・EUの取り決めでは協定案と関連法案が可決されれば、その翌月1日に離脱が実現する。メイ首相は7月1日か、遅くとも8月1日には離脱を実現させたい意向だ。英首相官邸は14日「議会の夏休みの前にEUを離脱するためには、6月3日の週に議会に関連法案を提出することが不可欠だ」とコメントした。

ただ、離脱協定案に半数の賛成を得る見通しは立っていない。メイ首相は野党・労働党との協議で、議会の承認を得るための協定案の修正を模索している。

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