2019年6月19日(水)

ボーイング事故機の安全認証、FAAが直接関与せず

自動車・機械
北米
2019/5/15 2:22
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【ニューヨーク=中山修志】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は14日、ボーイング機「737MAX」の2017年の認証手続きで、米連邦航空局(FAA)が安全性の審査を適切に行っていなかったと報じた。新型機の安全性の確認にFAAの幹部が直接関与せず、ボーイングの技術者の報告に基づいて事業化を認めたという。FAAの内部調査で明らかになった。

737MAXの2度の墜落事故は、失速を防止するために新たに搭載した機体制御システムの誤作動が原因であった可能性が指摘されている。同紙によると、ボーイングは承認申請に当たって、制御システムの誤作動が重大事故につながる可能性を伝えていなかったという。

FAAのエルウェル局長代行は3月に米上院が開いた公聴会で737MAXの認証手続きに問題が無かったと証言した=ロイター

FAAのエルウェル局長代行は3月に米上院が開いた公聴会で737MAXの認証手続きに問題が無かったと証言した=ロイター

FAAによる新型機の認証手続きを巡っては、データ測定や性能評価をメーカーに頼りすぎているとの批判が出ている。FAAのエルウェル局長代行は3月に米上院が開いた公聴会で「認証手続きの一部を民間委託することは議会が認めた有効な手法だ」と説明。「制御システムについてはFAAが直接安全性を確認した」と報告していた。

米運輸省と司法省は737MAXの認証手続きを調査している。FAAの対応に問題があったと見なされれば、同機の運航再開の審査が長引く可能性もある。

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