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白血病治療薬「キムリア」、薬価3349万円で調整

厚生労働省は15日、白血病などのがん治療薬「キムリア」の公定価格(薬価)を決める。米国では47万5千ドル(約5200万円)の超高額薬で、日本の薬価は3349万円とする方向で調整を進めている。同日に開く中央社会保険医療協議会(中医協、厚労相の諮問機関)の総会で了承されれば保険適用になる。

ノバルティスのCAR-T療法の白血病治療薬「キムリア」

スイス製薬大手ノバルティスが開発したキムリアは、患者の免疫細胞に遺伝子操作を加えてがん細胞への攻撃力を高め、体内に戻す。投与は1回で済む。CAR-T(カーティー)と呼ばれるこのタイプの医薬品では初めて3月に国内で製造販売が承認された。

先行して販売されている米国では効き目に応じて患者から支払いを受ける成功報酬型が採用されている。日本国内ではこうした制度がないことなどから米国より低い薬価になるもようだ。

対象は白血病など血液がん患者の一部で最大で年250人弱。市場規模は70億円台と見込まれる。キムリアだけでは保険財政への影響は小さいが、今後もこうした高額な新薬の登場が相次ぐとみられ、保険財政の悪化を危惧する指摘もある。

日本の公的医療保険では、原則として患者はかかった医療費の3割を負担するが、月ごとの自己負担に上限を設ける「高額療養費制度」がある。キムリアの場合は治療費の大部分が保険から賄われることになる。

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