2019年6月24日(月)

フィリピン中間選挙、ドゥテルテ支持派圧勝 大勢判明

東南アジア
2019/5/14 8:24
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【マニラ=遠藤淳】フィリピンで13日に投開票された統一国政・地方選挙(中間選挙)の大勢が14日、判明した。選挙管理委員会の非公式集計によると、影響力の大きい上院でドゥテルテ大統領を支持する候補者が当選し、反対派は軒並み落選した。ドゥテルテ氏が任期後半の3年間も指導力を維持し、強権体制を続ける見通しとなった。

フィリピンの中間選挙で電子投票する有権者(13日、マニラ)=三村幸作撮影

フィリピンの中間選挙で電子投票する有権者(13日、マニラ)=三村幸作撮影

上院は半数の12議席が改選され、62人が出馬した。14日未明に90%超が開票され、結果がほぼ確定した。前大統領補佐官のクリストファー・ゴー氏や前国家警察長官のデラロサ氏、長期独裁政権を敷いた故マルコス大統領の長女アイミー・マルコス氏が当選した。

ゴー氏ら3人はいずれも新人で、ドゥテルテ氏に近い。同氏は選挙集会に顔を出し、投票を呼びかけるなどして積極的に支援していた。当選した12人のうち9人が同氏と政策面で連携しており、残る3人も政権寄りの立場を取っている。

反ドゥテルテを鮮明にしている候補者は苦戦した。アキノ前大統領のおいで現職のバム・アキノ氏と、前内務・自治相で前回大統領選に出馬したマヌエル・ロハス氏は落選した。非改選議席を含めた上院全24議席で改選前に6人いた反ドゥテルテ派は4人に減った。

中間選挙では上院のほか下院(約300議席)、全81州の知事、市町長、地方議員など約1万8千のポストを選出した。大統領任期の折り返しの年に行われ、ドゥテルテ氏の政権運営に対する評価が反映される。死者が出るのもいとわない薬物犯罪捜査などが批判されているが、支持派の圧勝で国民から一定の信任を得たと言えそうだ。

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