2019年7月24日(水)

スリランカ政府、全土で夜間外出禁止令 宗教対立激化で

南西ア・オセアニア
2019/5/14 4:26
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【ニューデリー=黒沼勇史】スリランカ政府は13日、全土を対象に夜間の外出禁止令を出した。同国北西部でモスク(イスラム礼拝所)やイスラム教徒の所有する店舗が相次ぎ襲撃されたのを受けた措置で、宗教対立の拡大を抑える狙い。政府は同日、ソーシャルメディア(SNS)へのアクセスも遮断した。

13日、襲撃されたモスク内を歩くイスラム教徒の男性(スリランカ北西部)=ロイター

13日、襲撃されたモスク内を歩くイスラム教徒の男性(スリランカ北西部)=ロイター

スリランカでは4月21日に最大都市コロンボなどのキリスト教会や高級ホテルで連続自爆テロが起き、250人以上が死亡した。中東の過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出し、政府はISの支援を受けた地元の過激派組織がテロを実行したとしている。

連続テロ発生以降、同国では少数派のイスラム教徒に対する敵視や警戒感が広がり、イスラム教徒への襲撃事件が相次いでいる。宗教対立が深まり大規模な暴動につながらないよう政府はこれまでも度々、外出禁止令の発令やSNSの遮断を実施して警戒態勢を敷いている。

同国の人口は現在、約2100万人。直近2012年の国勢調査では仏教徒が70.1%、ヒンズー教徒が12.6%、イスラム教徒が9.7%、キリスト教徒が7.6%を占めた。

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