2019年6月18日(火)

豊田自工会会長、「国内生産減少続けば世界と戦えなくなる」

自動車・機械
中部
2019/5/13 19:56
保存
共有
印刷
その他

日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は13日、都内で開いた定時総会の懇親会であいさつし「このまま日本国内の生産が減ってしまうようなら(日本のものづくりなどを)正直守り切れなくなる」と日本の自動車産業の先行きへの懸念を表明した。

豊田会長は「(このままでは)日本はますます世界と戦っていけなくなる。雇用も守れなくなる」とも述べた。豊田会長は「(平成の)30年間で日本の自動車会社の売上高は増えたが海外を含む連結での話。単独では伸びていない」と話し、日本の自動車メーカーの海外シフトが進んだことを指摘した。こうした現状に危機感を持っており、国内の自動車産業を支援する政策などの必要性を示したものと受け止められている。

懇親会に先立って開いた記者会見では、自工会の2019年度の重点方針の考え方として、業界をあげて活動を進める「オールジャパン」の思想や、環境技術などを通じて地球全体を守っていく「ホームプラネット」の概念を強調した。秋開催の東京モーターショーでは展示会会場にとどまらず東京・台場地区をゾーンと捉えて全体で催しなどを展開する計画を示した。

豊田会長は自動運転などの「CASE」が「業界として大きな課題だ」と指摘。電気自動車(EV)などの普及で日本勢が出遅れも指摘される中、「特に電動化の技術開発は日本は進んでいる。決して遅れているわけではない」と強調した。

令和時代に入ったことを踏まえて「平成時代は自動車産業が縮小を続ける中、日本のものづくりを必死に守り抜いた。日本は成長という意味では停滞したが、新たな時代を迎えて元気に輝く日本を取り戻したい」と話した。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報