2019年7月17日(水)

携帯値下げ、探り合い KDDIがドコモに追随

ネット・IT
2019/5/13 19:23
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KDDIは13日、データ使用量1ギガバイトまでを対象に月額1980円から利用できる新料金プランを6月に導入すると発表した。3人以上の家族の加入を条件に期間を定めずに利用でき、NTTドコモが4月に発表した新プランに追随した。大手3社は値下げの探り合いを続けており、通信料金と端末代金を分ける今秋の「分離プラン」の義務化以降の料金水準がどうなるかは依然不透明だ。

新しい料金プランを発表するKDDIの東海林取締役(中)ら(13日午前、東京都港区)

「過去の料金から比較すると最大で4割値下げになる」。13日に開かれた記者会見でKDDIの東海林崇取締役執行役員専務は強調した。同社は2014年にサービスを始めた1ギガのデータ定額で月額料金が4400円のプランを持つが、それと比較して大幅な値下げになるという。

KDDIは現在、1ギガのデータ定額で端末購入の割引を無くす代わりに、固定回線とのセット契約などを条件に月額通信料金を1980円にするプランを持つ。ただ契約から1年間の限定で、それ以降は2980円に上がる。ドコモが家族3人の利用を条件に恒久的に1980円とするプランを出したことを受け、ドコモをまねた格好だ。

一方でデータ使い放題のプランを大手3社で先駆けて導入する。家族3人で加入し、固定回線とセット契約などを条件に月額6980円で利用できる。契約から6カ月間は1千円の値引きを受けられる。大容量データのプランは現在、ドコモは30ギガ、ソフトバンクは50ギガがそれぞれ上限だ。

10日には改正電気通信事業法が参院本会議で可決され、今秋には回線契約を前提にスマートフォン(スマホ)端末の購入代金を安くする「セット販売」が禁止される。セット販売は日本の携帯料金の高止まりの温床と批判され、今後は端末代と通信料金を分離するプランが義務付けられる。

KDDIは端末代金を4年間の分割払いにしてスマホの購入代金を半分にする代わりに、回線を途中解約した場合に追加負担が発生する「4年縛り」のプランを持つが、総務省から見直しを求められている。ただ、東海林氏は同日、「(改正電気通信事業法の運用ルールを定める)省令の改正などを見て対応を考える」と述べるにとどめた。

KDDIは同日、今秋以降のスマホの購入補助の水準を明らかにしなかった。ソフトバンクの宮内謙社長は通信料金の値下げについて「微修正で対応できる」と述べるにとどめている。10月に楽天の参入も控え、他社の端末代金と通信料金の合計水準を見極めながら、各社はギリギリまで調整を続けそうだ。

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