2019年7月23日(火)

4月の中国新車販売14%減、減税でも歯止めかからず

自動車・機械
中国・台湾
アジアBiz
2019/5/13 19:30
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【広州=川上尚志】中国汽車工業協会は13日、4月の新車販売台数が前年同月比14.6%減の198万500台だったと発表した。10カ月連続で前年実績を下回った。2ケタの減少は2カ月ぶり。4月は新たな減税策で販売増が期待されたが、欧米大手の苦戦は続き、中国民営最大手の浙江吉利控股集団も約2割減った。米中貿易戦争のさなか、新たな減税策でも新車販売の落ち込みに歯止めがかからなかった。

中国の自動車大手、浙江吉利控股集団の4月の新車販売台数は前年同月比2割近く落ち込んだ(広東省広州市の販売店)

新車販売は3月に約5%減と、7カ月ぶりに減少幅が1ケタ台となった。ただ、4月は再び悪化が顕著になった。全体の約8割を占める乗用車が17.7%減の157万4900台と低迷した。

中国政府は4月から増値税(付加価値税)を引き下げ、自動車メーカーにかかる税率は16%から13%に下がった。これにあわせメーカーの多くが新車価格を2~3%程度引き下げたが、販売増につながらなかった。

メーカー別では欧米大手が特に苦戦した。米ゼネラル・モーターズ(GM)は合弁会社の上海GMが26.7%減だった。独フォルクスワーゲン(VW)も合弁会社の一汽VWは0.3%減でほぼ横ばいだったが、上海VWが10.5%減だった。

吉利も19.3%減で2カ月ぶりにマイナスだった。販売現場からは「景気は良くないし、今の市場には飽和感がある」(広東省広州市の販売店)との声があがる。

一方、日系ではトヨタ自動車が19.9%増、ホンダが24.1%増だった。ただ日産自動車は2.9%減と2カ月ぶりにマイナスとなった。

今後の新車市場について、業界内では「減税など様々な政策効果が本格的に出てくる19年後半には持ち直すだろう」(日系メーカー幹部)との期待もある。ただ米中貿易戦争が長期化するなか、販売の低迷は今後も続くとの見方が一般的だ。

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