KDDI、新料金発表 ドコモ対抗の無制限プランも

2019/5/13 18:28
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KDDIは13日、携帯電話の通信料金を最大4割下げる新料金プランを6月1日から始めると発表した。同じく最大4割値下げしたNTTドコモの新料金プランに対抗し、追随値下げに踏み切った。各社の値下げ競争が激しくなってきた。

新しい料金プランを発表するKDDIの東海林取締役(13日午前、東京都港区)

「従来プランは1年目のみキャンペーンで月1980円から利用できたが、これからは2年目以降も月1980円で利用できる。5年間使えば4万8000円の出費を抑えられる」。都内で会見したKDDIの東海林崇取締役執行役員専務はこう胸を張った。

新たな料金プラン「新auピタットプラン」は、家族3人の加入などを条件に、通信容量が1ギガ(ギガは10億)バイトまでの場合、月1980円から利用できるようにした。

NTTドコモの新料金プランも、同様に家族3人の加入などを条件に月1980円から利用できる。KDDIはドコモに追随値下げした形だ。

ドコモに追随するだけでなく、独自の割安プランも新設した。その一つが月に7ギガバイトまで利用する中位層向けに用意した「auフラットプラン7プラス」だ。フェイスブックやツイッターなどの交流サイト(SNS)を利用してもデータ容量を消費しない。月額料金は5480円。家族割引などを適用すると月3480円から利用できる。

次世代通信規格「5G」時代を見据えて、データ容量が無制限で使い放題となる新プラン「auデータMAXプラン」も夏以降に開始する。月額料金は8980円。こちらも家族割引などを適用すると月5980円から利用できる。

KDDIは、ソフトバンクやドコモに先駆けて17年7月から端末割引を抑える代わりに通信料金を安くする「分離プラン」を導入してきた。今回の一連のプランも分離プランを拡充した位置付けだ。

KDDI関係者は「当社は分離プランをいち早く投入したという自負がある。他社に追いつくのではなく一歩先を進んでいるところを見せたかった」と今回の新料金プランに向けた意気込みを示す。

ただし総務省から見直しが指摘されている、4年間の分割払いを条件にスマートフォン代を半額にするいわゆる「4年縛り」と呼ばれる販売手法については、当面維持する方針を示した。「省令改正などを受けて、対応を検討する」(東海林専務)と答えるにとどめた。(堀越功)

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