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ユニ・チャームが13日発表した2019年1~3月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比10%減の127億円だった。中国の電子商取引(EC)大手が在庫水準を調整した影響で、利益率の高い紙おむつの越境EC販売が減った。原材料コストの上昇も重荷になった。
売上高は5%増の1686億円だった。地域別ではアジアが15%増と大きく伸びた。中国やタイで生理用品の販売が好調だった。越境ECの伸び悩みで、日本事業は10%の減収だった。
売上総利益から販管費を除いたコア営業利益は19%減の200億円。3月に福岡県で新工場が稼働したことや18年にタイの競合を買収した影響で、償却費用や人件費が増えた。売上高コア営業利益率は11.9%と3.5ポイント下がった。
19年12月期の業績予想は変えなかった。純利益は前期比3%増の635億円、売上高は6%増の7300億円の見込み。