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業績ニュース

大和ハウス、中興の祖・樋口氏がCEO退任

2019/5/13 18:15
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大和ハウス工業は13日、樋口武男会長兼最高経営責任者(CEO、81)が6月25日付で代表権のない会長に就くと発表した。芳井敬一社長兼最高執行責任者(COO、60)がCEOを兼務する。社長就任から約18年で連結売上高を4倍超にした中興の祖が第一線を退く。同社では建築基準の不適合やグループ会社での不正流用など不祥事が相次いでいるが、引責ではないとしている。

大和ハウス工業の樋口武男会長兼最高経営責任者(CEO)

大和ハウス工業の樋口武男会長兼最高経営責任者(CEO)

同社によると、3月に開いた指名報酬委員会で樋口氏本人から代表権の返上とCEO退任の申し出があった。この日の同委員会であらためて申し出があったため、取締役会を経て決めた。同社幹部は「高齢が理由ではないか」と話す。

樋口氏はグループ会社の大和団地を再建し、同社と大和ハウス本体が合併した01年4月に社長に就任した。当時1兆円あまりだった同社の連結売上高は、この日に発表した19年3月期決算では4兆1435億円に達している。

こうした急成長は、祖業の戸建て住宅から、需要が拡大するインターネット通販向け物流施設などに果敢に事業を広げていった樋口氏の手腕によるものだ。ゼネコン(総合建設会社)のフジタを買収するなどM&A(合併・買収)にも積極的だった。

樋口氏がトップを譲ることについて株式市場では「住宅ビジネスのノウハウを非住宅にも広げた功績は大きい。ただ、経営の細かな部分にはすでに関与しておらず、株価への影響はないだろう」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の姉川俊幸シニアアナリスト)との声があった。

一方、大和ハウスをめぐっては3月から4月にかけて、中国グループ会社の多額の不正流用、柱や基礎が国の基準を満たさない賃貸アパートや戸建て住宅の建築が相次ぎ発覚した。芳井敬一社長は13日の決算会見で、樋口氏のCEO退任は引責ではないかと問われたが、「明確に違う」と否定した。

ただ、急成長の陰でガバナンス(企業統治)がおろそかになっていた面がある。芳井氏は「多くの顧客や株主に心配と迷惑をかけたことをおわびする」と述べるとともに、全社的なガバナンス強化策をまとめて今秋にも公表することを明らかにした。

中国のグループ会社の不正流用で125億円の営業外費用を計上した結果、19年3月期の連結純利益は前の期に比べて1%増の2374億円にとどまった。本業は好調で、ホテルや物流施設の建設が伸びた。20年3月期の連結売上高は前期比3%増の4兆2500億円、純利益は6%増の2520億円を見込む。

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