2019年6月27日(木)

「構造改革、中国に利点も」福田元首相、北京の会合で

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2019/5/12 20:34
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【北京=羽田野主】福田康夫元首相は12日、北京で開いた日中関係に関する討論会で講演し、米国が貿易交渉の中で中国に構造改革を迫っていることについて「中国が被害者意識を持つ必要はない。(中国の)社会や経済構造を変えるというメリットも多い」と話した。米中通商摩擦が激化するなかで、決定的な対立は避けるように促した。

2018年10月10日、北京市で中国の李克強首相(右から3番目)と会談する福田康夫元首相(左から2番目)(左)=ロイター

討論会は中国政府系シンクタンクの中国社会科学院が主催した。福田氏は戦後の日米経済交渉に触れ「米国はあまりにも強圧的に日本に難題を振りかけてきた。その都度合意点を見いだすのに苦労してきた」と振り返った。

そのうえで米中対立について「なんとかまとめて一つの方向性を見いだしていかないと、世界全体に与える問題になるということを中国は認識すべきだ」と指摘した。

討論会で同席した中国の戴秉国元国務委員(外交担当)は日中関係について「立場の違いを建設的にコントロールし、長期的に健全で安定的に発展させるべきだ」と述べた。

国際協力機構(JICA)の北岡伸一理事長は、日中首脳の往来が復活していることに触れ「(両国関係の)将来を見渡す大きな文書ができないか期待している」と述べた。

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